AI×SEの自己肯定感アップ実践法

あなたは、こんな風に自分を責めていませんか?

「今日もタスクが終わらなかった。自分はなんてダメなんだ…」

「新しい技術についていけない。もうSEとして向いていないかも…」

真面目で完璧主義な人ほど、こうした自己否定のループに陥りがちです。

しかも、その自己肯定感の低さが、仕事のパフォーマンスや日々の幸福度まで下げてしまうことがあります。

私は自己肯定感がとても低く、自分に自信がなかったため、こういう思考に陥りがちで、過去にはうつ病になるほど、自分を追い込みました。

今回は、そんな自己否定のループを断ち切り、自分を肯定できるようになるための、AIを使った新しいメンタルケアの方法をご紹介します。

目次

なぜAIがメンタルコーチになるのか

自分の弱みや悩みを人に話すのは、とても勇気がいることです。私もこの年齢になって「できない自分」を周りに見せることを恐れて、若いメンバーに相談するのがしづらく、できない自分を責めていました。

こういう思考の人はなかなか誰かに気軽に相談すること自体、難しいことではないでしょうか?

しかし、AI相手ならどうでしょう?

AIに相談することは以下のメリットがあります。

  • 否定しない:
    • AIはあなたのどんな悩みも否定しません。
  • 秘密厳守:
    • 誰にも知られることなく、本音で相談できます。
  • 疲れない:
    • あなたが何度でも、同じ話を繰り返しても、AIはいつでも同じように向き合ってくれます。

このメリットを見るとわかる通り、AIは、あなたの自己肯定感を高めるための、最も安全で、最も強力なメンタルコーチになり得るのです。

AIを使った「自己肯定感アップ術」3つのステップ

では、具体的にどうやってAIを活用すればいいのでしょうか。以下に3つのステップを紹介します。

STEP
「できたこと」を可視化する

私のように自己肯定感が低い人は、「できたこと」ではなく「できなかったこと」にばかり注目しがちです。

自分が「できること」などはないと思っているので、「できなかったこと」に目を向け、それを改善しなければならないと思っているからだと思っています。

そこを変えるために、まずは、あなたの小さな成功をAIに記録してもらい、見える化しましょう。

プロンプト例(あなた):

今日、仕事で○○○と△△△と×××というタスクを完了させました。
これについて何か質問ありますか?

このように、まずは今日完了したタスクを具体的に報告してください。次に、AIからの質問に答えることで、あなたの頑張りを掘り下げていきます。

AIからの質問例(想定):

素晴らしいですね!その中で、あなたが一番「達成感を感じた」タスクはどれですか?

AIは、あなたの感じた「達成感」に焦点を当てます。あなたの内側の感情を引き出すことで、AIの言葉ではなく、あなた自身の言葉で価値を見出すきっかけを作ります。

あなたの回答例(想定):

一番達成感があったのは、〇〇さんから依頼された急ぎの資料作成です。
これについて何か質問ありますか?

AIからのフォローアップ質問例(想定):

その急ぎの資料作成を完了させるために、特に工夫したことは何でしたか?

AIはさらに、あなたの行動の裏にある工夫や思考プロセスに焦点を当てます。この問いかけによって、「工夫する自分」を客観的に見つめ直すことができます。

あなたの回答例(想定):

複数の部署からバラバラに届く情報を、事前に整理するための表を作成しました。
これについて何か質問ありますか?

AIからのフィードバック例(想定):

なるほど。バラバラの情報をまとめるために、事前に整理用の表を作成したのですね。それは**先を見通す計画性**と**複雑な情報を体系化する能力**がなければできないことです。素晴らしいですね!

このように、AIはあなたの言葉を分析し、「強み」という形でフィードバックを返します。これにより、あなたは「バラバラな情報をまとめるのが得意」といった、具体的な強みとして自己認識を深められます。

ただタスクの完了報告だけだと、AIは「素晴らしいですね!」などの反応しかしてくれないので、「質問ありますか?」と付けることで、AIが深堀りフィードバックしてくれるので、自分の行動をより明確に認識できます。

そうすることで、自分の行ったことを深めることができます。

STEP
「強み」を客観的に見つける

自分では当たり前だと思っていることが、実は大きな「強み」であることがあります。AIにあなたの経験を語ることで、客観的な視点から強みを発見してもらいましょう。

プロンプト例

私がこれまで関わったプロジェクトやスキルを話します。その内容から、私の「強み」を3つ見つけてください。

過去のプロジェクトで「地味だけど、誰もやりたがらなかった作業」や「いつも他人に頼まれていたこと」をAIに話してみましょう。

AIは、あなたが気に留めていなかった部分から、論理的な思考力や問題解決能力といった、隠れた強みを見つけ出してくれます。

最初に書いたように私と同じように自己肯定感が低い人は、どうしてネガティブに考えがちですし、他人に自分のことを聞くことも怖いです。

そんな中、AIは否定することもなく、客観的な意見をくれます。

そこを利用して、実はこんなことができたとか、こういうところに強みがあったなどの発見ができると思います。

STEP
「なりたい自分」を言語化する

漠然とした「変わりたい」という気持ちを、具体的な行動目標に落とし込むことで、自己肯定感はさらに高まります。

プロンプト例

これまでの会話内容を踏まえて、私が目指すべき「SEとしての理想像」を具体的に言語化してください。そして、それを達成するために今日からできることを3つ提案してください。

AIは、あなたの強みや希望を元に、理想の自分像を描き出してくれます。これにより、未来の自分に対する漠然とした不安が、「今日からできること」という具体的な行動に変わり、一歩を踏み出す勇気が生まれます。

例えば、仕事がつまらないと感じて転職などを考えた際、なりたい自分を把握していると、進む道や志望動機が変わってきます。

AIとのやり取りで、特にワクワクすることを見つけてみてください。

それで今後の行動、最終的には人生が変わるかもしれません。

まとめ:あなたは、あなたの努力の最強の味方

AIは、あなたの頑張りを否定することなく、静かに、そして力強くサポートしてくれます。

「自己肯定感が低い」と悩んでいるなら、今日からAIをあなたのメンタルコーチにしてみませんか?

そして、小さな成功を積み重ねることで、あなたはきっと気づくでしょう。

「できない私」ではなく、「できる私」が、最初からずっと存在していたことに。

最後に1点だけ。AIはすごく使えるツールではありますが、完璧ではありません。間違ったことをいうこともあると言います。

アドバイスなどは普通に参考にできると思いますが、情報は確認することをお願いします。

では、ぜひ今日からAIと自己肯定感UPに試してみてください。

まずは1日1回、『今日できたこと』をAIに話しかけてみることをおすすめします!

次の記事でお会いしましょう!

この記事を書いた人
たなやん
  • システムエンジニア歴20年以上
  • 2年でうつ病を完全寛解
  • 現在はうつ病以前よりメンタルを楽に仕事に従事中
  • HSP気質を持つもそれも力に!
  • 心理学系講座講師

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