【うつ病回復にむけて】HSPなシステムエンジニアがうつ病になってしまう原因と思い込み

うつ病になった原因って、仕事が忙しかったからでしょ?
だからずっと忙しいシステムエンジニアってうつ病が多いし、再発しやすいんだよね?

いや、それが忙しいことだけが理由ではなくて、再発するのも忙しさだけじゃないんだよね。

うつ病にかかる原因って、仕事の忙しさ(過度な残業)や仕事でのプレッシャー、外から与えられるストレスだと思われがちですが、実はそれだけではないと思います。

私のブログでうつ病寛解に向けてのステップとして、以下のように伝えていきたいと考えています。

STEP
うつ病になってしまう原因を知る (当記事)

システムエンジニアがうつ病になりやすい理由について記載します。

STEP
無意識の認知を知る(今後順次公開予定)

私がうつ病になってしまった原因と考えている無意識の認知について記載します。

同じような認知を持っている方や、無意識の認知を知る方法を知っていただいて、うつ病回復へのヒントにしてください。

まずはSTEP1からご覧ください。その時点でいろいろ気づけたあなたはうつ病完全寛解へすでに一歩踏み出しています。

この記事を読むと

  • システムエンジニアのうつ病になる原因
  • システムエンジニアがうつ病になる一般的な流れ
  • そもそもうつ病になる人と、ならない人の違い
  • 再発防止と完全寛解するために取り組むこと

このようなことがわかります。

1.一般的なシステムエンジニアがうつ病になりやすい原因

一般的に言われているシステムエンジニアがうつ病になりやすい原因は以下の通りです。

  • オーバーワーク
  • 日光に当たらない生活
  • テレワークによるコミュニケーションの低下

それぞれどういうことか解説します。

目次

オーバーワーク

システムエンジニアの仕事がオーバーワークになりがちな要因は以下の通りです。

  • 短納期かつ納期厳守
  • 人材不足
  • 急な仕様変更

短納期かつ納期厳守

システムエンジニアの仕事は納期厳守かつ短期間での納品が多い仕事です。それを対応するためにどうしても残業が増えていきます。最初に十分なスケジュールを取っておけばいいと言われそうですが、実際のところそうも言ってられないことが多く、残業でカバーすることも多いです。

人材不足

この業界全体に言えることですが、人材がとても不足いています。

原因が少子高齢化DX(デジタルトランスフォーメーション)の需要拡大(要は企業が業務の生産性の向上・効率化やビジネスの拡大のためにIT使いたいよ)のためと経済産業省の「IT人材需給に関する調査」でも言っています。

それ以外にもシステムエンジニアの仕事が最新の技術を追い続けないといけないとか、労働環境にネガティブなイメージがあるなどが原因とされています。

それを今いる人材で賄おうとするので、どうしても作業時間が延びて残業が増える傾向になってしまうということです。

急な仕様変更

これは納期のところにも関係しますが、システム開発はざっくりとした流れでいうと

要件定義→外部設計→内部設計→開発(プログラミング)→単体テスト→結合テスト→総合テスト(システムテスト)→リリース

という感じなのですが、工程が後になってから、実はこうしたかったという要望で内容が変更(仕様変更)することがあります。

これが原因で当初の計画通りに行かなくなるのですが、それが急にきて、納期は厳守と言われる場合などがこれに当たります。

総合テストあたりで仕様変更が来るともう最悪です。

スケジュールを調整して納期を延ばせる場合などはいいのですが、納期が変わらないのに作業が増えることになるのでどうしても残業で賄わないといけなくなります。(設計時に合意の上で決まったはずというところがあるのですが、このあたりがグレーになることが多いです。)

日光に当たらない生活

人間、本来朝日光に当たって体内時計を調整したりしています。ところがシステムエンジニアは100%デスクワークになるので、意識しないと日光に当たることがありません。

そのため、睡眠が不規則になりがちです。そもそも睡眠不足もうつ病の原因になるので、それを助長してしまうのがこの日光に当たらない生活になってしまっています。

テレワークによるコミュニケーションの低下

これはコロナが流行り始めてからのことで、私がうつ病になった時にはなかったことですが、テレワークになると会話しようとするとオンラインの会議(ZOOMやteamsなどのツールを介して)になります。

今までであれば、上司や同僚と会話したい場合、近くの席にいることが普通だったので気軽にコミュニケーションを取ることができました。

この会話というのがとても大事で、仕事をしていて、例えばプログラムを組んでいる中で、どうしてもわからないことがあった場合、近くの席の人に聞けたことがオンラインの会議を設定しなければならず、人によってはその手間や相手のことを思って諦めて、自分で何とかしようとして精神的に追い込まれてしまう人がいます。

簡易なコミュニケーションが取れないことで孤独になってしまうことも原因ではあると思います。

2.うつ病になるときの一般的な流れ(再発まで含めて)

うつ病は再発率が高い病と言われていますが、上記の原因から発症、再発までの流れは以下のように繰り返されていると思います。(1例です。)

STEP
過度な残業、仕事でのプレッシャーを受けて、限界へ

1.で記載したような原因(オーバーワークなど)で肉体的にも精神的にも疲弊していきます。

特に上司や顧客からのプレッシャーが強い現場だと疲弊するのを冗長させていくことになります。

それが積み重なり、体調不良(食欲不振や頭痛、神経痛など)や、睡眠障害(寝られない、起きられない)などを発症していき、酷くなると家から出られないなどの症状に発展することもあります。

この時、自分で無理と判断できて心療内科に行ける人と、会社や上司が判断して診療内科に行かせるケースがあるのが実情で前者はなかなか難しいとは思います。世間で問題になるケースはこのどちらの対処がされずにそのまま働き続けるケースです。

最近は産業医面談を促す傾向にありますが、義務ではないため、受けないケースも多々あります。

STEP
会社を休職もしくは長期休暇

どのような形でも最終的に限界を迎えて、心療内科に行くことになるかと思います。

それで主治医から診断書が出され、会社に提出することで、会社からの指示で休みを取ることになると思います。(※:これで休みを取れない会社はかなりやばい会社なので、転職をおススメします。)

STEP
薬を飲んで療養

ここから薬を飲んでの療養となります。抗うつ剤を主治医から処方され、基本的には身体と心を休めることになります。

基本的には長期休暇を取ることになり、通院しながら自宅療養ということになります。

STEP
ある程度回復したところで復職

休みを取った上で、ある程度回復したことを主治医が判断し、職場復帰可能との診断書を書いてもらい、会社に提出することで復職となります。

会社によって違いますが、いきなり普通の業務に復帰するのではなく、就業訓練(朝起きて最寄り駅まで行ってみる、会社の最寄り駅まで来てみるなど)を実施して慣らしていく過程を経ての復職になります。

復職後もしばらくは就業制限(残業させない、時短で働くなど)がつけられて働くことも多いです。

復帰先は同じプロジェクトに戻されることが多いようです。(※)

私は復帰したとき、同じプロジェクトの別チームに戻されました。
当時、なぜうつ病になったプロジェクトに戻されたのか疑問でしたが、のちに知り合った同じIT業界の人事担当の方から理由を教えてもらいました。
それは、うつ病からの職場復帰する場合、別の現場に行くこと自体が耐えられないことが多いため、同じプロジェクトに戻されて様子を見るのが一般的だそうです。
この時は酷い会社だと思っていましたが、そうではありませんでした。

STEP
そして再発へ

しばらくは普通に働けることも多く、うつ病経験者と認識されていれば、過酷な現場に行かせないなどの対処がされることもあります。

しかし時が経ち、うつ病にかかった過去など忘れられる日が来て、同じようなオーバーワークが課せられたり、過度なプレッシャーが与えられることがあります。

こうなると同じ事の繰り返しでうつ病を再発することが多いです。

私がうつ病にかかったプロジェクトで私の下についた子は、数か月前にうつ病を経験し、薬を飲みながらやっと復帰したという時期でした。

配属後、リーダーでない私と同じ仕事をしていて、しばらくは心穏やかに作業をしていましたが、私がリーダーになった後、その煽りもあって私より先に限界を迎えてプロジェクトを離脱し、最終的には会社を辞めてしまいました。

なぜ復帰後そういうプロジェクトに配属されたかは、今となっては不明ですが、作業時間過多でうつ病になった子だったので、同じように作業時間過多の現場に来れば、再発するのは当たり前だったのかもしれません。

こうしてうつ病を1度患った人が再発していくのが今の現状です。

3.そもそもうつ病にならない人たち

2.のような流れでうつ病になり、再発を繰り返す人は多いと思います。

ここで一つ振り返りたいのですが、私の経験でお話しますが、私と同様、それ以上の作業時間をこなし、同様、それ以上の上司、顧客からのプレッシャーがあった人でもうつ病にならなかった人が大勢います。

私の場合はかなり酷いオーバーワーク(月間作業時間が300時間以上)とリーダーという立場でプレッシャーをかけられながら仕事をしていましたが、それより上位の職位でさらに過酷なプレッシャーをかけられた人や、逆にもっと少ない時間、立場もプレッシャーのかけられ方が少ない場合でもうつ病になる人がいます。

私と同じプロジェクトで別チームの人は残業だけで200時間を超えていましたが、最後までそのプロジェクトを乗り切って、普通の業務と同じようにしていました。(家にはほとんど帰っていなかったようですが)

その点を考えるとうつ病になる原因は単にオーバーワークやプレッシャーだけというわけではなさそうだと思いませんか?

では、なぜうつ病になる人とならない人がいるのか?

なぜ同じ作業状況、作業内容でもうつ病になる人と、ならない人がいるのでしょうか?

ここにうつ病になった後、寛解できるヒントがあります。(これを知って私は完全に寛解することができました。)

それはわかりやすい言葉で言えば、感じ方。受け取り方(認知)の違いによるものです。

私が学んでいる4nessコーピングの言葉を借りればセルフのB(自分自身に対する認知)が関係しています。

詳細は以下の書籍

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感想(4件)

本にも書いてある簡単な例を示しますが、黄色の出来事に対して、3つの認知があった場合、オレンジの部分の()を埋めてください。

上司に叱られた(出来事(Activateing Event))

自分は何をやってもダメだと思う(認知(Bleif))

あなたは( )と感じ、( )する(結果・感情(Conseqence))

この上司、今日は機嫌が悪いんだなと思う(認知(Bleif))

あなたは( )と感じ、( )する(結果・感情(Conseqence))

誤解はいつでも解ける(認知(Bleif))

あなたは( )と感じ、( )する(結果・感情(Conseqence))

()内に入れる言葉で、それぞれオレンジの部分の結果が変わるのがお分かりになったでしょうか。(変わらない人はなぜ変わらないのかを考えるのが大事)

自分がダメだと思えば、深く落ち込み悩むかもしれませんが、上司が機嫌が悪かったと感じたり、叱られたこと自体が誤解で、誤解はいつでも解くことができると認知すれば、時間をおいて話をしようと思ったりと前向きに考えることができるかもしれません。

これが上で書いた仕事の納期に追われているときや、上司、顧客にプレッシャーをかけられているときに起こっていることだと思っています。

つまり、人それぞれで捉え方が違い、私もリーダーの立場でも、上司、顧客からプレッシャーをかけられても、その時に感じていること(認知)が違えば結果も変わってくるということです。

例えばプレッシャーを受けても、その場では無理でも、あとで何とかすればいいと受け流すことができれば、当時の私もうつ病にならなかったかもしれないと今では思っています。

この捉え方(認知)を変えることができれば、うつ病になることへの予防や、私のようにすでにうつ病になってしまった人が完全寛解するヒントになるのではと考えています。

今後、私をうつ病にしたのがどういう認知だったか、完全寛解できたのがどういう認知の変化だったのかを記事にしていこうと思います。

世の中で私と同じような認知を持っていて、仕事やプライベートで苦しんでいる人の復活のヒントになったもらえたら嬉しいです。

システムエンジニアがうつ病になってしまう原因と思い込みのまとめ

システムエンジニアがうつ病になりやすい原因は、職場環境、日光に当たらないことや現在のテレワーク全盛でのコミュニケーション不足に加えて、各個人の認知ということが大きな原因かと思います。

今後、このうつ病になってしまう認知の例を挙げていこうと思うので、参考にしていただけたら嬉しいです。

まずは自分が仕事でメンタルがつらいなと思っている方の認知を知る第一歩を踏み出せることを願っています。

この記事を書いた人
たなやん
  • システムエンジニア歴20年以上
  • 2年でうつ病を完全寛解
  • 現在はうつ病以前よりメンタルを楽に仕事に従事中
  • HSP気質を持つもそれも力に!
  • 心理学系講座講師

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