うつ病になり復帰した後の最初の職場のことを書きたいと思います。
ここで分かることは以下になります。
- うつ病復帰後の職場はどういうところに行くのか
- 会社はどんな対応をしてくれるのか(一例)
- 無理してはいけない点
復帰を言い渡されたとき

以下でも書きましたが、1ヶ月の休みで職場に復帰しました。早すぎるとよく言われます。
もっと重度のうつ病になってしまった方の場合、職場までの通勤の往復だけする訓練などを行うことが一般的ですが、私の場合はそこまでではなかったので、いきなり職場に復帰しました。

その復帰時に最初にびっくりしたのは、配属先でした。
配属先が、まさかのうつ病になる原因となったプロジェクト!
この時はありえないと思いました。また同じような環境で、叱咤されながら仕事をしなければならないのかと。
これは後から別の会社の人事の方から聞いたのですが、うつ病などのメンタルダウンを経験した人を復帰させる職場は基本、元いた職場なのだそうです。
理由はただでさえ心が弱っているのに、別の職場に行くこと自体がストレスになり、耐えられない可能性があるからだそうです。
言われてみれば確かにそうで、同じ職場であれば人や仕事はある程度分かっているので、わからないなどのストレスは軽減されるからですね。
もちろん、パワハラが原因でのうつ病の場合は、同じ職場で同じ上司だと同じ事になるので、そこに戻されることはないと思います。
私がパワハラを経験した職場で、メンタルダウンになってしまった人は、その職場から離れたと聞いています。
なので、今回の私のパターンでは、同じプロジェクトに戻されるのは当然だったみたいです。
ただ、今まで通っていた場所ではなく、違うところに行かされたので、初日にあまり行き慣れない駅に行くことには不安を感じてはいましたけど。
うつ病復帰後の仕事について

- 定時に帰宅しなければならない就業制限
- 数回産業医との面談
とりあえず復帰をして、うつ病になったプロジェクトで働き始めましたが、会社からの指示は、
がありました。仕事についても難しい仕事をすることはなく、基本的には単純作業。とりあえず慣れることからという感じでした。
同じプロジェクトではありましたが、同じチームに戻されるということはなく、仲の良い先輩がいるチームに配属されたので、少し安心できました。
先輩たちもゆっくりやっていいよ、とか定時になれば帰っていいよと優しく声をかけてくれて、頭があまり働いていない状態ですが、少しずつ作業を行っていきました。
それでもうつ病の後遺症?は残っていて、ランチに一緒に行った時に急に吐き気がしたり、仕事中、急に不安になったりと精神状態はかなり不安定でした。
ランチ時に吐き気がしたのは、さすがにまずいと思い、不安を解消する薬(ロゼラパム)を飲むと、すごく楽になった記憶があります。なんか、すーっと気分が楽になるのを実感できました。
当時、薬はまだ飲んでいてパキシルとロゼラパムは定期的に飲んでいました。
そのせいもあって、余計に頭がぼーっとして、眠気がある状態で仕事をしていました。
身体の疲労もこの時期が抜け切れていないのか、よく体調不良(特に頭痛)で会社を休むことも多かったと思います。
ここで、仕事ができないということで自分を責めてしまう方がいらっしゃると思いますが、そんなに自分をいじめないであげてください。
私が当時思っていたのは、
- 本当はもう少しできないといけないのではないか?
- 先輩たちになんでこんなこともできないのと思われていないか?
- 今の自分の状態はすべて自分のせいで、この状態になっている自分がダメなのではないか?
など、ひたすらネガティブにかつ自己否定をし続けました。
復帰直後はこんなことを思う余裕もなく、ただ言われたことをやるのが精いっぱいだったので、あまり自分を責めることもなかったのですが、時間が経って少しづつ回復するにつれ、頭が働くようになったこともあって、自分の仕事のクオリティを責めるようになりました。
これを読んでいる方は、これ(自己否定)を意識的にやめていただきたいと思います。
考えてみてください。うつ病になって復帰直後です。普通にできるわけがないんです。(普通の概念は人によって違うかもしれませんが)
この時ばかりは、今の自分は普通ではないと思って、普通に仕事ができないのが当たり前、周りの人たちに甘えてしまっていい時期だ!と思って、仕事に少しずつ慣れることだけ考えて休んでください。
むしろ会社に出社できているだけですごいとくらい思って問題ないです。
一番無理をしてはいけないのがこの時期です。
「諦める」はギブアップのような意味に捉えられますが、語源は「明らかにする」です。現在の自分の状況を明らかにして、無理しなくていいということを理解しましょう。
自分を責める必要はありません。
そんな中チームの異動

うつ病からの復帰後のチームで少しずつ仕事に慣れ始め、少しずつ頭も普通の状態に回復していきました。
定時上がりでゆったりとした仕事を約2か月継続した時に、急にチームの異動を言い渡されました。
これはこれですごく不安になったことを覚えています。
ただ、行き先のチームの上司がこれまたとても親切な人だと知っていたので、少し不安が減りました。
とはいえ、新しい仕事は今まで実施していた作業とは少し毛色の違うもの。そのチームに行く直前はロゼラパム(不安を解消する薬)を飲む量が増えた気がします。
職場の場所自体が違った前回とは違い、今回は元々いたチームの場所(自社)だったので通勤に不安はあまりありませんでした。ただ、顧客先で作業をすることが多かった私は、初日だけどこに行けばいいのかがわからず、不安になりました。
その上司に会った後は気持ちが楽になりました。こういう時は知っている人の存在は大きいです。私は特にヒヤリングされたりはしませんでしたが、職場に戻す際に戻る先のメンバーの希望などを聞いてもいいのかな?と今は思います。(厳しい上司のところに戻ると辛いですしね。)
ここでも基本的には無理をさせられたりはしませんでした。とはいえ、復帰してから3か月も経ってくると、だいぶ落ち着いてきたこともあり、多少の残業はするようになっていました。
この時期では定時上がりの就業制限もなくなっていたと思います。
とはいえ、無理していいということではないので、気を付ける必要があります。
就業制限が外れたから頑張っていいのだ!と無理し始める人いますが、それは間違いです。
その行動が再発のリスクを上げることになります。ただ、どうしてもこういう行動(無理に仕事をするなど)してしまう人がいます。そこには理由があり、この点が解消しないとうつ病を寛解することが難しいと私は考えています。
この時点では、とにかく「意識して無理をしない」を実践してください。
復帰後の仕事で思っていたこと

そんな感じでうつ病復帰後の最初のチームを3か月、次のチームで5か月過ごしていきました。その間、あまり無理をさせられることはなく、途中で抗うつ剤であるパキシルはやめていいと主治医に言われました。
まずは8か月かけて仕事になれ、メンタルを休ませて慣れていくということをしていきました。
この8か月は仕事量としては普通の3分の2くらいだと思いますが、精神的にはきつい時期でもありました。
ずっと不安なんです。
当時思っていたのは、
- この仕事を続けていけるのか
- 家族を養っていけるのか
- そもそも自分という人間に価値がないのではないか
頭のなかをずっとこんな思いがめぐっていました。
毎日、仕事でミスするたび、プライベートでうまくいかないとき、ありとあらゆるタイミングでこの思いが頭をもたげます。
不安に押しつぶされそうになって、その都度安定剤に頼る日々。これではまずいと思い続けてました。
うつ病についてネット検索したり、システムエンジニアのキャリアや勉強の仕方を調べたりしてました。
そこである行動に出るのですが、それは別の記事で書きたいと思います。
まとめ
復帰してから8か月の状況を書いてきました。ここで言いたいことはとにかく
無理をしないこと!
これだけです。一旦仕事をいろいろやる、キャリアを積むなどは忘れてください。
そういう状況ではないんです。上でも書きましたが諦めてください。
復帰直後は以下の状態です。
- 仕事ができないのが当たり前
- 体調崩しやすいのも当たり前
- 不安になるのも当たり前
- 何もできないのも当たり前
とはいうものの、無理をするな、諦めるなと言われて、はいそうですと実践できる人はなかなかいないのではないでしょうか。
その点はよく理解できます。それができるのであればうつ病になることはなかったのかもしれないのですから。
その答えはここから数年かけて得ることができました。
その方法のヒントは以下の記事を読んでいただければと思います。

私がどうやって完全寛解に至ったかは、これから少しずつ記事にして紹介していこうと思います。
私はうつ病完全寛解と言えるところまで7、8年かかりました。
その工程をまとめていきますので、読んでいただいている方はぜ是非ショートカットしてください。
今回もお読みいただきありがとうございました。
難しいのはわかっていますが、無理しないでくださいね。今回はこれがすべてです。
また次回。