
仕事の指示を受けた時に頭が回らなくなることがあるんだけど、これっておかしいの?
対処法ってある?



そんな疑問と不安にお答えします。
HSPは繊細かつ敏感な気質です。
この気質を持っているがゆえに仕事で指示された際に頭が回らなくなることがあります。
それはおかしいことなのでしょうか?
その辺りをシステムエンジニア20年以上の経験からお答えしたいと思います。
なぜ頭が回らなくなるのか?
まずはここから考えてみたいと思います。
基本的に仕事が忙しい時は普通に起こることかと思います。
HSPは周りの状況からいろいろな情報をいっぺんに取得していまうということがあります。
ただでさえ忙しくてやることが多くて情報過多なのに、いろいろなことを同時並行で処理しようとするので、HSPでなくても苦しい状況です。
そこで頭が回らなくなるのは、当然ではないでしょうか。
HSPの人は、それを頭の中で整理するのに、HSP出ない人に比べるとよりエネルギーが必要です。
不要な情報も含めて処理しようとするので、その場で処理して答えようとするとパニックを起こして頭が回らなくなるんだと思います。
これに加えて、上司から指示されたことに対して頭が回らなくなってしまって困ったという話を聞いたことがあります。
ここにはHSPでなくても回らなくなってしまう原因があります。
情報過多、上司からの指示の2点について、解決策を提示したいと思います。
情報過多で頭が回らなくなってしまった場合の対処法
別の記事でも書きましたが、システムエンジニアの仕事は多岐に渡ります。
プログラミングしつつ、設計書を修正し、チームのメンバーと打ち合わせをしながら、自社の作業をしつつ、立場によってはチームのメンバーのフォローをしながら、etcetc…。
これを同時並行的に行おうと思ってできるでしょうか?
私の場合ですが、過去それができると信じており、できない人は仕事のできない人だと思っていた時期がありました。
それは、自分に自信がない、自己肯定感の低さから来ているのですが、自分以外の人はそのようなことを言ったらどうアドバイスしますか?
きっとそんな同時にいろいろなことできないよ!って言いませんか?
では、どのように対処すべきなのでしょうか?
それは以下のステップで行います。それぞれ説明します。
- 現在振られている作業や打ち合わせ、イベントの予定を書き出す
- 洗い出した作業(タスク)に対して、優先順位をつける
- 優先順位をつけた順でスケジュールを組み立てる
- スケジュールとタスクを見比べて現実的なのか判断する
現在振られている作業や打ち合わせ、イベントの予定を書き出す
これは簡単ですね。自分が現在進行形で行っているもの、直近1週間(長くても1ヶ月)後までに終わらさないといけないタスクを単純に書き出します。
忙しい時や頭が回らなくなっている状態は、パニックを起こしていることが多く、HSPの人はそれだけで不安になったりします。考えをまとめることができなくなってしまう状態です。
それを書き出すことで頭の中から出して、頭の中を軽くする必要があるのです。これをブレインダンプといいます。
そして書き出した内容を見ると、あとどのくらいのことをしなければいけないかを視覚的に確認できるので、気持ちが少し落ち着きます。
この際、自分だけのタスクだけではなく、今後起きるイベント(システムリリースや変更など)も合わせて書き出しておくといいです。
HSPの人は先を考えすぎて不安症になってしまう人も多いので、先に起こることを視覚化するだけで落ち着くことができます。
洗い出した作業(タスク)に対して、優先順位をつける
洗い出したタスクについて、優先順位をつけることはとても重要です。
HSPの人がタスクを書き出しもせずに優先順位までつけて行おうとすると、すぐに頭がパンクです。
直近一番先にやらなければならないのは、その作業が終わらないと後続の作業に影響がでるものです。(クリティカルパスの考え方ですね。)
終わらせれば後続の作業が進みます。その間にそれ以外の作業を進めるということをすればいいのです。
それを直近1週間~長くても1ヶ月の期間行うタスクについて順番だけ決めていきます。
優先順位をつけた順でスケジュールを組み立てる
書き出したものを付箋に書いて、カレンダーに張り付けて優先順に並べてみるのもいいでしょう。
そうして優先順位をつけたタスクでスケジュールを立てていきます。
とりあえずは順番に並べてみるだけでいいです。各タスクについてざっくりこのくらいかかりそうというのを出しておくのもいいと思います。
スケジュールとタスクを見比べて現実的なのか判断する
ここまで作業を行っていれば、自分の現在のタスク量と期限がわかってきていると思います。
ここで、そのタスクとスケジュールが現実的なのかを冷静な目で見てください。
この時点でどう考えても終わらないタスク量になっていたのであれば、頭が回らなくなるのは当たり前です。
それだけの作業量のタスクを同時並行的に行おうとしていた上に、スケジュールまで守らないと作業をしていたのですから。
これ、文章として読んでみると、そんなバカな!そんなことする人いないでしょ?と思われるかもしれませんが、結構やっている人多いです。
頭に中だけで考えるのは限界があります。
HSPであれば余計だと思います。
ここで現実的ではないとわかったら上司に報告、タスクもしくはスケジュールを調整してもらってください。
この結果をちゃんと見せて、それでもやり切れと言われたら、それは相当ブラックな部類だと思います。
ほんの数日頑張れということであれば、状況次第では頑張ることもするでしょうが、定常的にこれが繰り返されるようであれば、転職を考えてもいいかもしれません。
上司からの指示で頭が回らなくなってしまった場合の対処法
こちらはHSPでなくてもなってしまう可能性があると思います。
私が見かけて相談を受けたことをお話しして、対処法を提示しようと思います。
まず、この例で相談者から言われたのは、上司からの話を聞いているうちによくわからなくなってしまい、だんだん頭が回らなくなってしまったということでした。
そしてこの相談者は、上司はとても優秀な人で、その指示を理解できない自分の能力が低いから理解できないのだと言っていました。
ここで2つ間違いがあると私は思い、その相談者にアドバイスをしました。
その2つとは、以下です。それぞれを説明しつつ対処法を提示します。
- 上司の話の内容は理解しやすかったか?
- 能力が低いというのは本当か?
上司から指示を受けた際、その内容はわかりやすかったのかということです。
難しい内容を口頭だけで指示する人、結構多いです。
しかも、周りからできると思われている人が起こしやすい間違いが潜在している可能性もあります。
それは、上司が個人としての能力が高いだけかもしれません。
その姿を見て、部下はとてもできる人(=なんでもできる人)と定義したかもしれません。
特に若手の時の上司は、なんでもできるとイメージする人は多いと思います。
そんななんでもできる上司から言われたことに誤りなんてない、その指示が理解できないのは自分のせいなのだと思う人も少なくありません。
私も入社してから4年目くらいまでそう思っていました。先輩社員はなんでもできる。自分も何年もやっていれば同じようにできるようになっていくのだと。
でも、それは幻想です。先輩社員だってなんでもできるわけではないのです。
個人の能力が高くても、その内容を部下に指示することが苦手な人は結構な数います。
難しい内容、専門知識、専門用語をそのまま部下に伝えてしまうのは、伝わらないことも多く、その内容を聞いて頭が回らなくなってしまうのは、当然と言えば当然です。
相手が理解できるレベルの言葉、用語で説明していないから。
相手のレベルに合わせるというのも能力だと思いますし、相手の立場を鑑みることはコミュニケーションをうまく行うために必要なことです。
上司の能力の高さにもいろいろあるということを覚えておいていただければと思います。
指示を受ける側の対処として、素直に上司に聞いてみるのが最善だと思いますが、その場で聞きづらい方もいると思うので、以下のようにやってみてください。
- 知らない言葉を頑張ってメモに取る
- メモした言葉を後で調べる
- それでもわからないこと(そこで行っている仕事特有の内容など)は改めて聞く
指示を出された時に、その場でわからないことを聞ければ、それに越したことはないのですが、わからないことが多いと即時に対応できないことは普通です。なので、ちょっと調べる時間を取って、調べた結果わからないと言われれば、ちゃんと教えてもらえるはずです。
これで教えてくれない上司はそもそもダメだと思います。
仕事を振った以上、そこには説明責任があります。
別記事で書きましたが、これを徹底的に教えてくれなかった上司に出会いましたが、それはただのパワハラです。そういう上司の場合は、さらに上の人に相談してください。


まとめ
いろいろな理由で頭が回らなくなることはあると思います。
HSPの場合は余計頭が回らなくなることが多いです。
頭が回らなくなった時に、自分はダメだ、能力がないんだ!と自分を責めることを続けてしまうと、つらいですし、最悪メンタル不調に陥ります。
HSPはもともと持っている気質なので変えようがありません。能力の問題でもないです。
うまく付き合っていくしかないのです。
一旦落ち着いて対処していきましょう!
やっていくうちに頭が回らなくなる時をキャッチして、うまく対処できるようになっていきます。
HSPだからシステムエンジニアに向かないということはありません。
人手不足のこの業界、一緒に頑張っていきましょう!
ここまでお読みいただいてありがとうございました。